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2016年11月24日

Chaseフォーマットが昔のポイントシステム(2003年方式)のままだったら 2016版

ギターのいしかわです。
以前のエントリーで、Chaseフォーマットがなくて昔のポイントシステムのままだったらどうなっているか、を書きましたが、2016年も計算してみました。まずは2003年のポイントの積み上げ結果はこちら。ちなみに、現在のポイントでの積み上げはまた別のエントリーでご紹介します。
Chase format vs Old format 2016

今年も抜群の安定感を見せたのがKevin Harvickです。4勝、Top5が17、Top10が27と素晴らしい結果です。30位以下になったのがシーズンで4回しかなかったんですが、そのうち2回がChaseに入ってからということで、今年は不運でしたね。しかし間違いなくトップドライバーにふさわしい走りだったように思います。
同様に、Joey Loganoも3勝、Top5が16、Top10が26と、素晴らしい結果でしたね。彼も30位以下は4回しかありません。また、昨年のチャンピオンであるKyle Buschも3位で5000ポイントを超えました。4勝、Top5が17、Top10が25で、やはり安定した崩れない走りでしたね。Chaseに入ってから1勝もしていないのですが、戦略的に30位だったTalladega以外は全てトップ10で、Top5が6回ですからね。体力的な弱さを指摘する声もありましたが、この結果を見るとそれは噂にすぎない、という感じです。
もう一人、安定しているのがBrad Keselowskiです。今回もChase formatでは12位ですが、Old formatでは4位につけています。4勝、Top5が16、Top10が22と、上の3人と変わらない結果を残していますが、KansasとTalladegaの38位が響きましたね。
一方、チャンピオンになったJimmie Johnsonは9位です。夏のスランプが響いて5勝したもののTop5が11、Top10が16と少なかったのが要因ですが、今回は要所を抑えて次のステージに進んだことで、チャンピオンとなりました。現在のChaseシステムを上手くクリアした好例だと思います。やはり、各ステージでしっかり勝ち切ることが大事ですね。Johnsonはその点で有利で、各ステージに得意なコースがあるんですよね。今年はそういう節目にしっかり勝ったのがポイントでした。特にHomesteadでの最後のリスタートは本当に素晴らしかったです。あとはChicago、Kentucky、Watkins Glenで勝っていないので、来年はこのどれかを勝ってChase、というのもいいですね。

次回のエントリーでは、前回やった現状のポイントの積み上げ結果を考察してみたいと思います。


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Posted by いしかわ at 22:39│Comments(2)小話
この記事へのコメント
Fantastic forum posts. Many thanks!
Posted by JustinLow at 2018年05月18日 06:23
You actually suggested it exceptionally well.
Posted by JustinLow at 2018年05月23日 01:47
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